恋の奈落の滑り台

わたしを引き込む魔法のスロープ

なにわ侍 ハローTOKYO!!のBlu-rayを見た。~第一幕~

なにわ侍といえば団五郎一座真っ最中のきょうこの頃。みなさんごきげんいかがでしょうか。ものすっごい今さら感が漂う中、勇気を振り絞ってハローTOKYO!!のブルーレイを観た感想を書かせていただきます。団五郎一座の感想を求めてここにたどり着いてしまった方々のコレジャナイ感の視線を一身に受けて…

それでもわたしにとって大事なきっかけとなったこの舞台の感想をどうしても残しておきたかったので、だらだら好き勝手に書いてゆきます。(前回の記事で「しっかり勉強してから書きます」とか言っておいて、結局いま書きたくて仕方なかった)

 

 

 

 

▶再生ピッ

 

 

 

 

 

客電が落ちて1曲目のイントロが流れる瞬間のざわめきって、どんなコンサートやライブや舞台でもものすごく興奮するし毎回鳥肌が立つ。「ジャニーズWEST」と大きく書かれた虹色の幕がバッと下がり、登場するメンバーカラーの衣装を着た7人と真っ白なJr.たち。このキラキラのイントレ(ジャニーズ用語でなんか言い方あるんですかね???)がTHEジャニーズ!!!!って感じで高まる!!7人があっという間に黒いタキシードに早替えし、センターで照史が歌いだした途端にわたしの高揚感も爆発した。なにこのキラキラ感。すでに涙ぐむわたし。「Rainbow Dream」って曲素晴らしすぎないか??????再生ボタンを押してわずか51秒で鷲掴みにされたわたしの心。今だってなんでもないときにRainbow Dream聴くだけで泣ける。 は~~~素晴らしいな~~~~と感極まってると

突如出てきた濱田のギター。

ちょちょちょちょっとまてちょっとまてこの舞台でギター弾くことは知ってたけどこんな序盤に???????出てくるの????????????ちょっと心の準備がまだ…………濱田が全力で殺しにかかってきるぞ~~~~~!!!!(助けてくれ)

あぁそれにしても全員美しい…この画面に映っているすべての男の子が美しい…ジャニーズの舞台って初めて見たけどこんなに一瞬で世界観に引き込まれるんだなあ…なんてうるうるしていたら照史のあいさつが始まる。わあ、よそいきの声…舞台の上ではこんなしゃべり方するんだね…あたしの知ってる幼なじみの照史じゃない…かっこいいよ…(すでに違う世界いってる)

立派なあいさつを終えた照史が捌けたあと、雰囲気をガラッと変えるように客席に登場する濱田プロデューサー。さっそく客いじり、桐山いじりが止まらない。

濱田「ハロー!」客「ハロー…」濱田「いま起きたん?」

濱田「こんな近くで双眼鏡覗いてる人もおるし。なに見んの~?歯石?歯石でも見んの??」

歯石wwwwwwwww

そうか、ジャニーズの舞台ってこんなアドリブもたびたび登場するのか。いいなあ楽しそうだなあ現場行きたいなあ。しげが人生で初めてバナナで滑った話を暴露されるところも素に戻って爆笑してる5人がめっちゃ可愛い。このあとオーディションに受かった照史、淳太、望、重岡が4人で歌う「鼓動」。この曲も聴くだけで泣ける案件。歌詞もメロディもぐっと来るね。関西Jr.の曲だってあとから知ったよ。音源化はされてないの?????誰かこのド新規BBAに教えてくれ!!!!(血眼)東京Jr.との「P&P」「Wake up!」も全員超可愛いよね。そしてのんちゃんが『最年少だからいつもより目をキラキラさせて声もワントーンあげるように意識した』って話はラジオで聴いてたんだけど、それを踏まえて見ても可愛い!可愛い!可愛い!!!ことあるごとに手を脚の横にぴたってくっつけた気をつけのポーズしながらしゃべるのめっちゃ可愛い!!!!ずるい!!!!記者会見の望の一発芸もずるい!!流星はもっとずるい!!!!!!

 

ライブイベントのシーンでは、流星ソロが美しすぎるのは去ることながら、萩谷きゅんのFIRE BEATにおばさん腰砕けたよ。はぎたんんんんんんんんお顔がとっても好きだよおおおおおおおお(軽率すぎる)

 

そしてこのライブイベントの後から4人がバラバラになり始めるのだけど、その事務所でのシーン。ここからは思うことがいろいろあった。

本番でぼーっとして失敗ばかりだった重岡に怒りをぶつける照史。「俺らの世界は1回1回が勝負や、真剣にやれ!!!」それに対して「俺らってまだまだ力足りんのちゃうか」「もしかしたら、この4人じゃなかったのかもね。」と弱気になる重岡と望に、照史は「は?今更なに言ってんねん!この4人で決められたんやからこの4人でやるしかないやろ!てっぺん取るんやろ!!」と詰め寄る。そこに淳太が登場。出ていく重岡と望。事務所に二人残った淳太と照史。

 

淳太「照史、どういうこと?」

照史「俺らには何かが足りひんて。…俺だってわかってるよ!わかってるけどこの4人って決められたんやからこの4人でやるしかないやろ!」

 

先日10000字インタビューを(ちらっとだけど)読んだあとにこのシーンを見ると、ここの照史のセリフがものすごくリアルだった。実際にジャニーズWESTの4人でのデビューが発表されたとき、照史は一度、腹をくくったそうな…

 

『選ばれた4人も動揺してたんで、もう迷っちゃダメだって自分に言い聞かせて、“後ろ振り返らんとこ”って言ったんです。それは、切り捨てたんじゃなくて、このままずっと人数に関して引っかかってしまうんであれば、この4人にも未来はないから。7人がいいのは当たり前。でも、ここまできたら、それは酷やけど、今、やれることを全力でやろって。引きずらずにやろって。』

 

もちろん照史も7人がよかった、でも3人が追加されることによって4+3みたいな形になったら、3人の今後のチャンスを潰してしまうんじゃないか…って、そんなところまで考えていたらしい。こんなに一人ひとりのことを思えるのってやっぱりすごい。でもものすごく苦しかっただろうなあ…と思うと泣けてくる。

 

舞台に戻ります。

「この4人でやるしかないやろ!」と泣きそうになる照史に「せやな、俺ら4人しかおらへんもんな?けど、だからこそお互いに理解し合うのが大事なんちゃう?」となだめる淳太がまたリアルで。いつもこうやってみんなの気持ちを汲み取って優しくフォローする役割なんだろうなって思った。最年長の包容力。そこから照史の歌い出す「一歩」。魂こもってた。そして圧倒的歌唱力。力強くてかっこいい。

 

場面は変わって、星空の下に佇む流星を見つける望。白の望と黒の流星。無邪気な望とクールな流星。グループに属する望とソロでやっていくと決めた流星。二人の対比が美しい。そしてこのシーンと言えば、望が流星をグループに誘うときの名言。

「望みを叶えるには、流れ星が必要なんや!」

望×流星…うまいことできすぎてる…こんなの運命でしかないよ… からの、二人で歌う「VIVID」。これがもうゲロかっこいい!!!!!!!!!(ボキャ貧)これコンサートで生で見たら美しすぎて腰抜かすわ。何度も言うけど顔面偏差値の高さよ。

舞台の中では、初めは一人でやっていくと決めていた流星だけど、実際に4人でのデビューが発表されたとき(自分を含む3人はグループに入っていないと決まったとき)、3人の中で一番最初に上を向いたのは流星だったらしい。流星ってキリっとしたイケメンだけどやわらかい雰囲気で、いつでものほほんとしたキャラクターだと思ってた。でも『俺はなんとしても入るよ。濱ちゃんも、あきらめんなよ』って濱ちゃんに連絡したというエピソードを知って、内に秘めるものは熱いんだなあと。かっこよすぎるだろ。男前だ。たまらん。

 

一方、重岡が親友の神山をグループに誘おうとする大阪のシーン。オーディションを一緒に受け、合格した重岡と不合格だった神山。「一緒にやろう!まだ諦めんなよ!」と言う重岡に「俺はもういいからお前はお前でがんばれ!」と無理して明るく振る舞う神山。そんな彼に重岡は「逃げんなよ!!!二人でてっぺん目指すんやろ!!!」と一発殴ってしまう。倒れこむ神山。

「もう自信ないねんて…!!!自分にできることはなんでもやってきたよ!死にもの狂いでやってきたよ!それでも通用せんかったんやぞ!…俺はどんだけ努力しても報われへん人間なんやろな…」

絞り出すような声で号泣する神ちゃんの演技力が目を引くこのシーン。ここもとってもリアル。というか、現実の関係性に一番近いのがこの重岡×神山の二人だもんなあ。今まで一緒にやってきたのに、オーディションによって引き裂かれてしまう設定って、そりゃあ神ちゃんも気持ちが入るよなあ。実際に10000字でも同じようなことを言っていた。

 

『ホンマにあかんわ。もう、やめようって。ここで、やめたほうがいいわって。夢見るより現実見ようって。はっきり言ってあきらめました。今まで、妥協したこともない。やれることは、全部やってきた。それでもダメだったんやから…』

 

この公演が7人でのデビューが決まったあとだったとしても、このセリフを何度も言うのって相当辛かっただろうなあ、見ているファンの人たちも、聞くの辛かっただろうなあ、と彼らを思うと、リアルタイムで経験していなかったわたしでさえも苦しくなる。

 

はい、舞台に戻ります。

それでも「お前夢つかみたいんやろ!じゃあ最後まで根性出して立ち向かってみろ!」「これは、俺ら二人で叶える夢や!!!!」と説得する重岡の熱い気持ちに心動かされた神山。そして二人で歌う「シルエット」。しげと神ちゃんの歌声素敵すぎるでしょ!!!少年かよ!!!!!しかも神ちゃんのアップになったとき…涙流してる!!!!???はあ…神ちゃん…

歌い終わった後の神ちゃんの「これからもお前に振り回され続けんねやろな…」の涙声がたまらなくぐっと来た。

 

重岡を追いかけて大阪に降り立つ他のメンバー。なにわ侍の仲間に入った流星と神山をお互いに紹介するシーン。

どうでもいいけど望のレインコート姿めっかわ。ぐうかわ。ボタン上まで閉めんな可愛いから。そしてここの神ちゃんの生歌でわたしは度肝を抜かれました。声がいいのも歌がうまいのも知ってたけど、まさかここまでだとは…!神ちゃんの歌声はもっと世間に評価されるべき…天使の歌声……(号泣)

 

やばいここまで思ったこと全部書いてきたけどめっちゃ長い。読んでる人もうそろそろ飽きてる???まだあるけど読んでくれるかな???(いいとも~!待ち)

 

みんながそれぞれのアドリブで捌けたあとにひとり母校へ行く淳太。この世界でがんばっていく決意を固めたあとに歌う淳太ソロ「Moments」はもう美しすぎて王子様でしかない。ブラックライトで光るJr.の衣装もきれい。お淳太さまに見とれながら、黒目大きいなあ…カラコンみたいな黒目してんなあ…とかクソみたいな感想抱いてた。ごめん。

 

そして照史と濱田プロデューサーのお遊びシーン。

腹抱えて笑った。本気で笑った。二人のやりとりのオチとして心臓ドキドキの効果音が出る予定だったのに、音響さんのイタズラで馬のヒヅメの音をテイクされる濱ちゃん。歩くたびにパカッパカッ。何をするにもパカッパカッ。音響さんをジロリ。爆笑する照史。二人でわちゃわちゃしていると今度は照史が突っ込むたびに豚の鳴き声がブヒッ。照史が歩くたびにブヒッ。突っ込むたびにブヒッ。音響さんをジロリ。何回突っ込んでもしつこくパカパカブヒブヒが鳴り響く会場。「も~~~!!!やーめーてーやー!!!!!」って地団駄を踏む照史に涙流して爆笑した。ありがとう音響さん、ありがとう。

 

そのあとも二人でわちゃわちゃ遊んでいるとわいわいガヤガヤ他の5人が集まってくる。なぜか知らんが流れで十字架に張り付けにされる濱田プロデューサー。十字架に張ってある風船(両腕に1つずつと脚の間の1つの計3つ)を照史が投げたナイフで割るというパフォーマンスをするんだけど、濱田さんは終始「やめろやめろ!!やめろって!!!!」と叫ぶ。両腕の風船割りは成功。残るは脚の間の風船…

濱田「馬鹿野郎かお前は!!やめろ!!やめろ!!!!!!」

照史「わかった。やめる。」他「危ないしな」「けがしたらあかんからな」「撤収撤収!!」

濱田「…やめろ、やめろお前は…やめろ…やめろ…やめるな…やめるな!!!!」

他「え?なに??」「なんて????」

重岡「どこをどうしてほしいか事細かに言えよ」

 

で、で、でたーーーーー!!!!!!!!!これが噂のゲス岡~~~~~!!!!!!!!(ひれ伏す)

ゲスい!!気持ちいいほどにゲスいぞ!!!よっ!ゲス岡!!いいぞエス岡!!!

 

濱田「………僕の股間を狙ってください。」

 

重岡「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwwwwwwwwwww」

 

笑い方までゲスい~~~~~!!!!!!!!可愛い~~~~~~~!!!!!!!!!好きだ~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!

 

ここから、“濱ちゃんのおなかから血が出ててみんなで頑張って生き返らせようとする”というコントが始まるのだけど、ここはわたしの力では文章にしても面白さが伝えられないと思うので…ぜひなにわ侍 ハローTOKYO!!を購入し、あなたの目でご確認ください(突然投げ捨てる)。

わたしここだけ連続5回くらい巻き戻して見た。ここでもゲス岡のゲス笑い大爆発してて最高。ひーひー言いながら笑った~~~~~。

結局ゴムパッチンで目が覚める濱田さん。「あれ!?生きてる!?」Yシャツが破れて中の赤いTシャツが見えてただけ、といオチでした。ちゃんちゃん!\(^o^)/のみんなのポーズも可愛すぎて7人分巻き戻してひとりずつ見ました。(ヲタあるある)

 

は~、楽しかったね~ってなる7人。そこで照史が話し出します。

照史「でもさ、俺らに足りひんもんわかったわ。『笑い』や。歌ったり、踊ったり、しゃべったりって、それはみんなできるやん。でもさ、そこにこう『笑い』足されたら、俺らのグループもっとでかなると思うねん。」うんうんと頷く他のメンバー。

そして照史は濱田さんに向かって…「だから、入って?」戸惑う濱田さん。「な、なんでやねん!」と笑いに変える他のメンバー。でも照史だけは真剣な表情。

「俺らのグループに、入ってくれ。プロデューサーとしてじゃなくて、“濱田崇裕”として、俺らのグループに入ってくれ。」

「そりゃあ、しゃべりだしたらとんちんかんやし、何言ってるかわからんし、年上やのに年上に見えへんし、でもな、俺は、俺は絶対濱ちゃんが必要や。

 

 

 

号泣。

 

 

ここ、台本にある決められたセリフではなくて、照史が本当の気持ちをアドリブで言っているらしくて。このなにわ侍を見る前日に濱ちゃんの10000字を読んでその事実を知ったばかりだったわたしは、号泣しない訳がなかった。見せてくれた友達の隣でひとりティッシュを大量に消費していた。友達はちょっと引いていた。

 

濱田「…ほんまに入っていいの?」

照史「あほやなあ。当たり前やろ!!!!」

 

重岡「よっしゃあ!なにわ侍、勢揃いやな。」

淳太「さあ、これからは7人や。」

 

肩を組む7人。そして、ひとりずつ、それぞれの想い、決意を。

現実にリンクするセリフ。ちなみにわたしはまだ号泣しています。

 

照史の歌い出しから始まる、エンディングのRainbow Dream…

 

近づくほどに大きくなる壁

超えてみせると誓った時から

うつむいたり逃げるくらいなら

傷つきながらでも進むと決めたよ

不安も恐怖も抱き締めながら

夢は熱く胸の中で燃える太陽

 

Rainbow Dream 輝く未来 僕らが届けてみせる

始まりはそうこの時このステージから

Rainbow Dream 信じて欲しい 僕らが叶えてみせる

君と素敵な夢を いつまでも見てたいから

Always with you いつも一緒に

 

 

 

 

オープニングでは目の前で繰り広げられている世界観に夢中になっていて全然気にできていなかったけど、よく聴くとなんて心に響く歌詞なんだ……!!!!!!!輝く未来をWESTに届けてもらいたいし、叶えてみせるって言ってくれてるんだからわたしたちは信じるよ!!!!!素敵な夢をいつまでも一緒に見てたいよ!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

7人が中心で手を合わせ、キラキラした笑顔で幕が閉じた。

 

 

すると、暗闇の中「みなさんに重大な報告があります。」とアナウンス。ざわつく会場。

 

重岡大毅中間淳太桐山照史小瀧望…そして、神山智洋藤井流星、濱田崇裕、この7人で、俺たちはCDデビューすることになりました。自分たちで決めた道です。もう後戻りは絶対にしません。7つの色がひとつになるところを、今からお見せします。』

 

重岡「粘り強く、情熱的に」

照史「時には明るく、陽気に」

濱田「そして、思いやりを持って」

望「愛情を持って」

流星「ファンのみなさんに、信頼されるように」

神山「7人の気持ちを、ひとつにして」

淳太「希望を持って、前に進んでいきます」

 

 

幕がスーッと開く。浮かび上がる7人のシルエット。

 

 

 

「俺たちが!!!!ジャニーズWEST!!!!!!!!!!」

 

 

 

会場のボルテージが最高潮に達するのを画面越しで感じた。

 

 

 

\ ええじゃないか~~~~!!!! /

 

 

 

号泣。(8分ぶり2回目)

 

 

 

7人の幸せそうな笑顔、楽しそうに歌って踊る姿に完全に胸を打たれた。

\ ええじゃないか~!! / 全然よくねえよ!!!!!!!!!!!!!

のカウコンからおよそ1か月。この日が来ることを誰もが待ち続けた。きっと彼らの人生の中で一番長かった1か月。苦しかった1か月。彼らの心中、わたしが理解できる痛みなんてほんの0.0000000000001ミクロンかもしれないけど、それでもこうやって(だいぶ遅れたけど)7人でのデビューを一緒に喜ぶことができてわたしは幸せだ。おめでとう。ありがとう。

 

さて、ここまで読んでくれた強者はどのくらいいるのだろうか。

実はまだ終わりそうにありません。(小声)

 

この舞台ボリュームありすぎ。

 

後編(SHOW TIME編)に続く…